イーモバイルが4月13日からCFタイプデータカード端末を発売
PDAユーザに朗報だ。イーモバイルがCFカードタイプのデータ通信カード端末「D01NX」を4月13日から売り出すそうだ。 イーモバイルといえば今現在サービスが開始されていないものの下り最大3.6Mbps、 上り最大384kbpsの通信速度をうたっているだけあって、デモ機でも1Mbps~2Mbps程度の速度が出ていると定評がある。 PDAやモバイルノートにUMPCなど移動に適した端末が増えてきている事もあり、もし小さな端末でプチADSL程度の通信速度が出たなら、 ユーザも満足してくれるだろう。
D01NXはCF Type2型に準拠しており、PCカードスロットしかないユーザ向けにちゃんとPCカードアダプタも付属する。 データプラン(いちねん)を契約すれば端末価格も\4,980に押さえられ、月額は年とく割を適用すれば同じく\4,980となる。 ここまで価格を抑えて1Mbps程度出てくれれば私とすれば大満足である。
通信速度比較調査(一般ユーザによるもの)によると
使用端末 | 通信規格 | 最大理論値 | 下り実効速度 | |||
EM_EM・ONE | HSDPA | 3.6Mbps | 1.8Mbps | |||
EM_D01NE | HSDPA | 3.6Mbps | 2.7Mbps | |||
SBM_X01HT | HSDPA | 1.8Mbps | 900kbps | |||
au_W02H | EVDO | 2.4Mbps | 800kbps | |||
Will_W-ZERO3 | 4Xパケット | 128Kbps | 69Kbps | |||
Will_9nine | W-OAM | 204kbps | 113kbps | |||
程度の速度が出ているとの事。サービス前だがこの資料だけを見たとしたら「まあ、期待してもいいかな」とは思える。
しかし問題がないわけではない。
・まずエリア問題(基地局開設計画の変更に伴うエリア拡大の萎縮)
・データ通信カードの消費電力問題
特に今回のエリア拡大計画の見直しはユーザを失望させてしまったのか、予約したけどやっぱりやめた。 とSNSや掲示板などに書き込みが目立つ。ビジネス用途に使うのにもエリアが狭すぎるのでは導入できない。主要都市での通信環境を整え、 ユーザの増加時にも1Mbpsを下回らない環境作りをしなければ、ユーザも重い腰をあげることをしないだろう。