ThinkPad X230 レビュー X61,X200と使用してきたが…

小話

ThinkPadといえば、ThinkPad X61のバランスは素晴らしいものでした。ユーザから愛されるあまりSXGA+(1400×1050)化やLEDバックライト化など数々の改造が施され現役で使っている方も多くいらっしゃいます。

 

 

ThinkPadの良さってなんなんだろう。私なりに考えてみると

ThinkPadの良さ

・質の良いキーボード

・分解/修理の容易さ,パーツの入手のしやすさ

・筐体の剛性の高さ

・ドライバの豊富さ/旧機種対応

 

などが考えられます。このうちアイソレーションキーボードにより質の良いキーボードは「良いキーボード」程度には落ち込んでいます。唯一Thinkpad X1 Carbonのみ良質であり、高級感も損なっていませんが他のシリーズは性能は素晴らしい割に高級感が少々足りません。

 

 

では、新シリーズであるThinkPad T430,Thinkpad X230は全てにおいて旧機種に劣るでしょうか?

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ThinkPad X230の悪さ

・キーボードのアイソレーションキーボード化

・キーボードの7段配列→6段配列化

・重量アップ1350g→1380g

 

ThinkPad X230の良さ

・液晶がXシリーズとは思えないほど綺麗になった。(TN液晶からIPS液晶選択可に)

・動作音が静か

・旧シリーズよりも電池持ちがよくなった。

・キーボードライトが2種類選択できるようになった。(トップライトとキーボードバックライト)

 

ThinkPadといえば、液晶の質が非常に悪い印象をもつが段々とその点を見直す動きがある点は非常に嬉しい限りだ。最近メインで使用しているThinkPad TシリーズもIPS化して欲しいが、Lenovoは要望を聞いてくれないだろうか。

 

 

 

 

今回使用するなかで、アイソレーションキーボード化前のThinkPad X200やThinkPad X61とThinkPad X230では決定的に違う点がある。それは剛性だ。私は普段パソコンをデスクの上において使っているが疲れてくると膝の上に載せて背もたれに寄りかかりながら使う事が多い。

 

 

その際一番最初にとる行動が、片手でパソコンを持ち上げ膝に落とす動作になるが

X230はキーボードを6段に変更した成果なのか。ミシりとも言わずガッシリとついてくる。

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これは小さな違いではあるが、長時間使っている私のような人間には嬉しい改善だ。ThinkPadを買ったからには動かなくなるまで雑に扱って、動かなくなったら修理してやる!!というのがThinkPad ユーザの常であると思う。デザイン面だけ先行するようなパソコンには今後もなっていって欲しく無いものだ。

 

写真

 

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[左が旧X200,右がX230]

 

 

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地味にUSBはUSB3.0に変更されていた。

 

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[左がX230だ。パワーUSBや有線LANコネクタなどを残してくれている点が、エンジニアとして非常にありがたい]

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[右がX230だが、音が良いなあと関心していたらステレオスピーカーになっていたようだ。]

 

 

ソフトウェア面

ThinkPadは今まで、他のメーカーパソコンと異なりシンプルなソフトウェアで構成されていました。その傾向はThinkpad X61まで順調だったのですが、Thinkpad X200以降ちょっとソフトウェアの作りが異なってきており ユーザは非常に悩ましい日々を過ごして来ました。

 

 

「なにこの使えないソフトウェアたち・・・・」

 

 

 

Thinkpad X230も若干その傾向を引きずってますが、やはりハードウェア同様進化していますね。例えばFn+F6キーを押すとカメラ関連のソフトウェアが立ち上がりますが、ディスプレイ上部のカメラかスクリーンのどちらを表示するか選べるようになっています。Skypeなどでビデオチャットする場合に、自分の画面を相手に見せることもできるようになっているというのは非常に優れた機能だと思います。

 

 

ちなみに私のメイン機であるThinkPad T420sでカメラソフトウェアを更新しましたが、同じ機能は有効になりませんでした。ThinkPad **30シリーズからの機能なのでしょうか?

 

 

どんな人にオススメ?

ThinkPadと呼べる設計をしているシリーズといえば、X,T,Wシリーズが残っている。Xシリーズは比較的小さく持ち運びに適したノートだ。持ち運びをより重視するなら軽量なThinkpad X230sを選択するべきだが、外出先でコンパイルもこなすなど、メインノートとしても機能して欲しい欲張りな方であればThinkPad X230がオススメだろう。

 

 

より高性能な通常電圧版のCPUを搭載しているのだ。それにプラスしてIPS液晶も搭載しているのだから出先での仕事も安心だろう。あえて釘を刺すなら、解像度はもっと欲しい。だがそれもそろそろLenovoからの新型モバイル液晶発表によって解決するだろう。

 

 

 

 

 

よくアイソレーションキーボードになったからMacBookに変えたよ。なんて人がいるが、そもそもコンセプト的には全く違う製品だ。そもそもMacBookもアイソレーションキーボードじゃないか。。私としてはMacBookAirとThinkpad T430sかMacBookProとThinkPad X230あたりをセットとして購入することをオススメしたい。

 

 

 

どちらも良い製品だ。

またあなたが、プログラマでは無く記事や日記やブログを書くことに燃えている人間ならThinkPad X1 Carbonをオススメしたい。

 

 

 

 

[レビュー]Aterm WR8175N は安い割によく飛ぶ

我が家ではバッファロー製のWZR-300HPが稼働していた物の、実際の通信速度に満足できずNEC製AtermWR9500Nを購入しました。一般的な2.4Ghz帯と5Ghz帯に対応しており通信速度に関しても満足できる無線LANルータに出会えたのは久しぶりで通信の詰まりも、だいぶ解消しました。

 

 

 

しかしWR9500Nは、おおよそ9000円程度と高価である為。人には進め難く。つい先日も友人の誕生日に招かれ無線LANの不調を訴えられた時「WR9500N」を紹介したところ

 

 

 

 

たっけええな。プラネックスの奴にしよっかな

と一蹴りされてしまいました。

では低価格帯のWR8175Nはどうだろうか?2.4Ghz帯のみだが3500円程度と安価であるし、形状的にWR9500Nと大して違いは無い。おそらく5Ghz帯の機能部分を取り払っただけなのだと思う。これで同等の出力が出るようであれば、無線LANにそこまでお金を出せないわ。というご家庭にもオススメできるはずだ。

 

パッケージ外観

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中身

 

 

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・説明書とCD-ROM

・台座

・本体

・ACアダプタ

・短いLANケーブル

 

WR9500Nと外観比較

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電波比較

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[左の大山がWR9500N、右の大山がWR8175Nだ。どちらも電波強度は高い]

 

Wi-Fi スキャン 接続 繰り返す 繋がらない としたら」という記事で紹介した通り、2.4Ghz帯が既に混み合っている場合は5Ghz帯も対応しているAtermWR9500Nをオススメしたい。しかし2.4Ghz帯ではWR9500Nと同じくらい、飛んでくれる。(電波がね)

 

 

 

お財布に余裕がある人はWR9500N。気軽に導入しつつも快適に使いたい人はWR8175Nをオススメしたい。

ちなみに、今まで無線LAN APは

・コレガ1機種

・プラネックス3機種

・バッファロー6機種

 ・NEC 2機種

試してきたが、安定性と速度の安定感はNECのAtermWR9500Nが最も安定していると感じている。もちろん今後も各社より良い無線LAN APが出てきてくれる事に期待したい。

Windows7(64bit)でC++Builder6を利用する(UACを気にせず、管理者じゃ無くても)

以前に「Windows7(64bit)でC++Builder6を利用する」という記事を紹介していましたがUACも有効にしている状態で使用したい場合もっと良い方法があったので紹介致します。

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この方法を用いれば

・UACを毎回気にしなくてすむ。

・管理者でなくても使用できる。(標準ユーザでも)

 

 

インストール方法

  1. C++Builder6インストールディスクを挿入する。
  2. Cドライブ直下に「C:\Borland」等のフォルダを新規作成する。win64_builder6_1
  3. セットアップタイプを変更し、標準ディレクトリ以外にインストールできるようにする。win64_builder6_2
  4. インストール先を指定する。(先ほどのC:\Borland等を)win64_builder6_7
  5. インストール続行し、完了する。
  6. アップデートを適用する。(Proのキャッシュ)
  7. 初回起動を済ませる。

 

完成

これで、わざわざ管理者権限で実行したり互換モードで動かしたらしなくてもC++Builder6を使用できます。直接.bprファイルをクリックして起動できるようにもなりますので、以前の方法で実行していた方は試してみてください。10倍楽ですよ。

 

 

スクリーンショット一覧

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