ThinkPad Tablet 1838 Android 3.1 を購入したのでレビュー

ThinkPad Tabletといえば、頭に浮かぶのはThinkpad Xタブレットですが今回はAndroidタブレットのThinkPad Tabletを購入してみました。

 

スペックはこんな感じ

 

 

この製品の面白い所はデジタイザーペンを利用できる事(電池駆動)にあると思います。筆圧も検知できる為ちょっとしたお絵かきも面白いです。

2つもコアがあるからでしょうか?動作も軽いです。少なくともインターネット回線と抱き合わせで売れられているネットブックよりネットを見るという点でストレスはないですね。

 

 

 

Android製品全般に言える事ですが、Windowsと違い起動までの時間がかからない事。(WindowsだってSSDにしてスリープしとけば速いぞ)

手軽さ + 新しさ + マルチタッチパネルの楽しさ

 

これらはやはりある程度目をひくものと思います。会社に早速タブレットをもっていき上司数人に触ってもらいましたが、「思ったより動作が軽くて、起動も速いし家ではどうせインターネットで通販するかニュースしかみてないからこれでいいかもな」という意見が多数でした。年代的には40~60歳くらいの上司に聞いてまわりました。ただしその年代の方々のネックとなるのはキーボード。ソフトウェアキーボードは嫌だという人もいますし、普通のUSBキーボードつないでも今までと同じ配列で動作してくれないので不満たらたらです。これに関してはLenovoというよりgoogle側の問題なのでなんとも言い返せませんでした。

 

 

 

ビジネス仕様というからにはそういったところも改善して欲しかったですね。

※後日談:キーボードフォリオケースを使用するとiWnn IMEでAlt + 漢字キーを押す事で漢字とアルファベットが切り替えられます。これには上司も感激し早速購入してました。

しかし使い心地はいいですね。スマートフォンのブラウザと比べてブラウジングにストレスを感じません。このプロセッサを搭載している製品は熱が酷いという人もいるようですが、私はあまり気になりませんでした。GPSの掴みもよく、無線LANも特に問題はありません。タブレットまがいのGalaxyTabを持っていますが、少なくともブラウジングに関してはThinkpadTabletに軍配があがるでしょう。普通Android端末では印刷機能はあまりききませんが、無線経由で印刷を可能にするソフトがインストールされているようです。私の家には現在プリンタはなく富士ゼロックスのオンラインプリントサービスを利用している為使ってはいませんが、家庭用のほとんどのプリンタは無線機能つきが多いのでこの点も評価高いですね。

 

 

Lenovoに頑張ってもらわなければならないのは価格や保証面。それにSIMなどの対応ですね。スロットだけ用意してもらって携帯電話会社のSIMをつかえるとなれば少しビジネス用途でも考えても良いという人間もいました。あとできるならHDMI出力したときにWEBTOPみたいになる機能が欲しいです。もっとも、まだHDMI出力させていませんが^ー^;

 

 

話だけでもつまらないと思います。

 

 

せっかく写真も数枚とったので、解説しながら紹介します。

まず、同梱物です。タブレット本体 + デジタイザーペン(オプション) + マイクロUSBケーブル + AC

 

 

デジタイザーペン(電池駆動)これには替芯が2つついていました。

 

 

正面

 

 

蓋閉じてるところにSDスロット,SIMスロット ドックとがありました。マイクロUSBとミニHDMI端子やイヤフォン端子があります。

※HDMIはちゃんと音声も出力されます。

 

 

ちなみにSIMスロットは物理的に存在してますが、機能してませんでした。おそらく日本版は3Gは使わせてくれないのです。スロットまで用意してくれるならSIMフリー端末として通信できるようにしてくれれば嬉しいのに。。。

 

 

側面には引き戸がついてます。

引き戸をこっそりあけると、フルサイズのUSB端子がでてきます。少なくとも大半のUSBキーボードとUSBマウスは動作しました。

 

 

 

ちなみに、USB接続タイプの有線LANアダプタや、ワコムのタブレットなどは認識しませんでした。USBメモリやUSBハードディスクは普通に使えますね。

※キーボードフォリオケースを装着すると光学式トラックポイントの感度調整などもありました。赤乳首の感度調整って・・・

 

 

赤ポチはペンです。付属品にはペン用のストラップもついているので、ペンを落下させず

 

 

 

パワーオンスイッチ一つ

 

背中はマットな仕上げで滑りづらくさわり心地も良いです。上司もこの質感に高級感を感じたのか「吉田はそんな高いもの買えるほど給料もらってるのか?羨ましい限りだ。わたしの・・・」なんて冗談も飛び交ってました。

 

 

Lenovo独自のソフトウェア的なウィジットは、いまいちですね。最初からインストールされているアプリケーションも海外用アプリケーションをそのままひっぱってきたぜみたいなソフトウェアが大半なので、この点ではLenovo Japanには頑張っていただきたい。ただ、プリインストールされているソフトウェアはアンインストールが可能という点は非常に評価が高いです。ユーザーに自由を与えてくれる点はIBMの時代もLenovoの時代も変わってませんね。あとキーボードフォリオケースのような専用のクセのある製品私は好きですよ。

 

 

 

あと明確でないのは、この製品は売り切りで今後アップデート等は順次していく可能性があるのか。という点です。

これに関してはレノボは答えてくれませんでしたのでニュースを待つしか方法がありません。まだ家にタブレットがない方はこの製品はオススメと言えるかも知れません。あとでキーボードフォリオケースが届くのでまたレビューしてみようかと思います。

 

ではでは

 

 

【2011年10月31日追記】

HDMI接続してみました。HDMIで出力する場合ちゃんと音声も相手側(TV等)に出力されますね(2ch)。ただ他の多くのAndroid端末と同じようにTablet画面がそのまま出力される形です。理想はWebTopみたいな感じなんですが、もっと出力側の解像度を活かしていただきたいですね。

 

また、ニコニコ動画を見るためのNicoRoやYoutubeなどは動画を再生すると動画だけHDMI(TV等)に出力され、タブレットはメニューはコメントなどが表示されます。YoutubeなどのHD映像などはテレビなどでみていても普通に綺麗です。明日はいよいよフォリオケースが来るそうです。

 

追記:キーボードフォリオケースも届きました。かゆいところに手が届くようになってますね。まさにノートパソコンとタブレットの中間を貫く素晴らしい製品だと思います。ひざ上で使えるように作られてるのが嬉しいですね。あとドッキングさせるとかっこいいです

 

キーボードフォリオケースに興奮したついでに寝間着で動画まで撮ってしまったので見たい人はどうぞ

ThinkPad Tablet キーボード・フォリオ・ケース 0A36388 Android 簡易レビュー

こういう時のためにカメラとか買えばよかったですね。GalaxyTabのカメラで撮ったので糞画質です。早くSonyあたりが本腰いれて7インチ(手帳)型のタブレットを出してくれるといいんですが・・・

ThinkVision LT1421 Wide モニター レビュー

ThinkVision LT1421 Wide モニターを購入し1週間以上たっているのでそろそろレビューをしていこうと思う。

まずこのモニタ、購入して正解だった。非常に省エネなところや専用ケースが標準装備な点も評価が高い。

今まで私は、Sonyの40型液晶テレビ(LEDでない)にパソコンの画面を出力していた。今回震災などの影響や電力の値上げなどで家計を電気代がちょっとずつ圧迫しつつあるなか長時間使用しているパソコンはどのくらい電力をくうのか検証していた所。パソコンはそもそもベースがノートパソコンなのであまり電力を食わないが!!

 

 

 

液晶テレビは202Wも!!

 

 

 

 

電力を消費していらっしゃる!!

 

まあ、40型というのもあるが。

例えばEIZOの15型液晶モニタ FlexScan S1501-Bなどでも 消費電力は最大25Wも消費するのだ。

 

 

しかしこのモニタ、さすが接続端子がUSBという事もあって

標準4.2W、 最大5W

 

と非常にエコなのだ。むしろどうやったらこの電力でまともに液晶を駆動させられるのか知りたいくらいだ。挿し込む機種にもよるが私のThinkpad X200ではUSB1端子で普通に動いた。ドライバCDが付属していたがWindows7という事もあってか自動で勝手にインストールされた。そもそもドライバというかDisplayLink製品らしくWindowsでもMacでも使えそうだ。

 

 

 

Lenovoの製品ページでは相変わらず簡潔にしか商品を説明してないので、写真を交えながら紹介したいと思う。

 

 

[まず最初から付属しているケースを装着している状態で表から]

 

[裏からパシャリ!光ってる所の近くにボタンがあり輝度調整ができる。USB一本でつながってるのが確認できるはずだ]

 

 

[視野角は思ったほど狭くないか。省エネ液晶じゃ少し斜めになったら見えないとかそういうトリックがあると思ってました。]

 

[スタンドはこれが一番開いた状態]

 

[これが通常時に一番立てた状態]

[しかし、私はカバーを間に挟んで微妙に角度をずらしてこんな風にしたり]

[こんな感じにして使っている]

 

 

[低電力なこの製品、気になるのはきっと輝度だと思う。後ろのボタンですごく暗くすると]

[逆に最大まで明るくすると]

 

 

 

 

え?液晶だけ撮られてもわからないって?

 

 

ブラビアをバックに撮ってみますか。※ただしブラビアはLEDモデルではないのでちょっと黄色味がかってます。

[まず一番暗い設定で]

 

 

[次明るい設定]

 

 

ちなみにUSB接続での利点ってまだあってUSB延長ケーブルを這わせてうちだとテレビ見るソファーの少し後ろの方に寝床があるんですが、そこまでひっぱってって映像や音楽を聞きながらネットみたりして寝たりしてます。

 

 

 

もちろんノートパソコンを持っていってもいいですけど、持ってない人やわざわざノート起動するまでもないなって思ってるユーザには意外といいかも知れません。外出先に持ち運ぶ用途でも使えそうですが、ガラス板をもう一枚挟んで強度を増して欲しいかなと個人的に思いました。まあ、割れたりしないんでしょうけど。

 

 

サブディスプレイとして使ってもいいですし、省エネ目的に買ってもいいですね。うちでは居間で家族でレシピみたり写真みたりしながら夕飯時とかは畳んでどけて使ってます。普通の液晶モニタじゃありえない使い方ですよね。AmazonやYahoo!!オークションでも安く売ってたりするのを見かけるので探してみてもいいかも知れません。液晶はモロThinkpad用の液晶です!!みたいな液晶です。私はノングレア(非光沢)大好きなのでVERY GOODですが、グレアパネル(光沢)が好きな人にはオススメできません。逆に非光沢好きの人ならとてもオススメです。

 

後日談:妻がこのモニタを使い始めて1ヶ月になりました。我が家ではUSB延長ケーブルを使ってるんですが取り回しもよく相当気に入ってるみたいです。

洋裁道具などをよくネットでみてたりしてるんですが、パソコンの前にたつのが億劫だったので今は快適だそうです。

テレビや据え置きの液晶ディスプレイなどに比べて消費電力が少ないのが影響したのか電気代も大幅に下がりました。

1000円くらい下がりましたね。テレビを液晶モニタとして使っていたのが相当不味かったというのもあると思いますが液晶モニタ等も全部処分しこのUSBモニタだけにしたのではっきりとコイツのおかげだなとわかりましたね。
1452DB6 ThinkVision LT1421 Wide モニター

 

2012年1月2日追記:

 

On-Lap1301が発売され、LT1421の人気も下がり気味ですがこの2つは全くコンセプトが違いますから用途にあわせてチョイスした方が幸せになれると思います。

まず、LT1421はUSBケーブルのみ(汎用)ですがOn-Lap1301は映像ケーブル(専用品)とUSB給電ケーブル(液晶直付)の2本が必要だという事。LT1421には既に専用のケース(スタンド)もセットだという事。

 

 

私が常時使っているのは、LT1421です。モバイル用途かTwitter表示させる場合や保守用モニタとしてはOn-Lapを使っています。

LT1421の良いところは、既にスタンドもついていて折り畳んでしまえる所でしょう。ケーブルも一本のみですから「ゴシャー」っとしてしまう事もありません。USB延長ケーブルを経由すれば多少延長もできますし、汎用のモニタと違って輝度調整用のボタンが背面にありますから動画を見るときや文章読むときなどは簡単に輝度調整できる事なども優位な点と言えるでしょう。

 

私は以上の理由で常時使用には、LT1421を使用しています。

On-Lap1301はやはりそのコンセプトの面白さが人目をひきますが、実用という意味でいえばもう少し改良の余地があるでしょう。HDCP対応やケーブルの接続部などを見なおしてもらえれば、おそらくモバイルモニタで他に負けることはないでしょうけれど。まだその点が甘いです。