バックライトがつかないThinkPad X200を修理してみた。

ThinkPadに限らず「動かなくなった」パソコンというのは押入れの中で眠るかオークションなどに「ジャンク品」という形で出品されていたりする。それが例え「5円」のパーツの交換で復活するような状態であっても。。。

 

 

今回は「薄っすらと表示はしているものの、バックライトが点灯していないThinkPad X200」を修理したいと思います。

 

【症状確認】

電源ボタンを押した直後、薄っすらとLenovoロゴが見えることから

「バックライトがつかない状態」と判断しました。

 

 

【考えられる原因】

バックライトが壊れているといっても原因はいろいろ考えられます。

  1. バックライトの蛍光ランプ切れまたは蛍光ランプ割れ
  2. バックライト用インバーターの破損
  3. 液晶ユニットまでのケーブル断線
  4. マザーボードの部品破損等

 

  • 1番はCCFL(冷陰極管)ならおおよそ1000円
  • 2番なら専用品を入手しなければならない恐れがあるため、3000円
  • 3番も専用品ですね。1200円
  • 4番は破損している部品が何かにもよりますが、もっとも安いでしょう。

 

【作業】

まずは分解ですね。初めての人はハードウェア保守マニュアル等を参照したほうがいいでしょう。保守マニュアルが存在する事や部品を注文できる点もThinkpadを選び続ける理由ですね。

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マザーボードを本体から外してみました。今回私がもっとも疑っていたのはバックライトに電源が供給されているかどうか。

そもそもバックライトユニットに電源が供給されなければバックライトが点灯するなんてありえないからですよ。

 

 

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ACケーブルやバッテリーから、各I/O(液晶など)に電源が供給されるわけですがI/Oに渦電流が流れてI/Oを壊してしまわないようにヒューズ管がマザーボード上には複数存在するはずです。そうじゃないとマザーボード側の電源が故障した際は、すべてのI/Oを巻き込んで壊れてしまいますよね。

 

 

 

液晶ユニットへ繋がるケーブルが接続されていたコネクタ付近のヒューズに導通(電気が通電するか)があるか簡単なテスターで確認しました。すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビンゴッ!!

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この部分には液晶接続用のコネクタがあるのですが、その近くに導通のないヒューズがありました。

 

 

 

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あくまでヒューズなので、そのまま繋げてしまっても電流が流れます。つまりハンダ付けだけで修理できてしまうことになります。今回は手元にThinkPad X200sボードの部品とり用ジャンク品が手元にあったのでそこからヒューズを移植することにしました。(秋葉原で250円で売られていましたので・・)

 

 

 

もちろんヒューズだけ買ってもいいんですけどね。数円程度でしょう。

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【結果】

せっかく修理したのでWindows8入れて遊ぶことにしました。

結局ヒューズ交換一箇所のみですみました。

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このジャンク品は非常に状態もよくおそらく「SXGA+」液晶などに改造しようとしたものの、バッテリ抜かずに液晶コネクタを外したり入れたりしたのでしょう。それで壊してしまい出品したんでしょうね。確かにメーカーに修理に出せば高いですし修理屋さんでも定額3万とられちゃったりしますからね。

 

 

分解もしやすいThinkPadですから、近くにハードウェアに詳しい人がいたならビール缶一本くらいで買収してやってもらうというのも手ですね。結局パソコンもハンダで部品くっついてるだけですから、交換してしまえば修理できてしまうものが大半です。少し手間をかけてあげるだけで、また快適に利用できるようになるかも知れませんよ。

 (記事中の大きな写真が欲しい場合はFlickrを参照してください。)

 

 

ハードウェアなんてわからないし、友達いないし液晶修理は無理だよーって人も

もうあれですよ。液晶映らないならデスクトップパソコンとして使っちゃえばいいんですよ。液晶モニタをつないじゃって

ThinkPad Tablet 1838 公式ICSアップデートがきた Android4.0

遂に5月に公開するとされていたICSアップデートが、2012年6月21日に開始されました。

 

 

待ち望んだアップデートですね。Android3.0系はちょっと中途半端なOSでした。Chromeも使えませんでしたしね。

 

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1週間に一回程、アップデート確認していた所。たまたま運良く公開のタイミングがきたようです。TwitterでLenovo担当者に聞いてみた所「明日公開予定だったが、前倒しされました」とおっしゃってました。

 

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端末が十分に充電されていれば、スムーズに更新作業は完了します。

 

 

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一見Android3.0の時と何も変わってないように見えますが、

・カメラ(パノラマ撮影等)・但し画面のロック時に顔認証はできない。

・Android4.0からサポートされる開発者向けオプションが設定画面に追加

・スワイプでのタスク終了

など、ICSならではの機能にも、もちろん対応していますしキーボードケースドッキングしてもちゃんと動作しました。(iWnn IME)

 

 

最近は、家に帰ってこれない日々を過ごしている為。ThinkPad Tabletも居眠りしている状態でしたが、これからはもっと活用していきたいですね。ただ、心のなかでWindows8が

ThinkPad SATA ハードディスクドライブ・ベイアダプター3 43N3412 レビュー (Thinkpad T420s)

実は既に

T400s とThinkPad SATA ハードディスクドライブ・ベイアダプター3(43N3412)

というレビューで非常に詳しくレビューされている方がいらっしゃいますが、今回はThinkPad T420sでの使用を前提に書いていこうと思います。

 

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2012/01/31にLenovo直販で注文し2012/02/08に箱が届いた。

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ハードディスクドライブ・ベイアダプターと説明書だけが入っている。そもそも他には要らない。

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意外と重量感があります。重さは81gありました。

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アダプタに内蔵できるHDDですが、T420sの場合であっても7mm ~ 9.5mmのHDDやSSDが内蔵可能となります。(Lenovoに確認済み)

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T420sに予め内蔵されていた 45N8145 (7mm版 intel SSD 320 160GB)を内蔵してみるとだいぶ高さに余裕があるようです。まあ7mmなので余るのは当たり前ですが・・・

ちなみにセット後の重さは157gです。

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別角度から撮影

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最初から内蔵されていたDVDスーパーマルチドライブと一緒に撮影。少なくとも家以外で光学ドライブを使うことはあまりありませんのでベイにはバッテリやHDDなどを入れて使うのが良いでしょうね。もちろん軽量化を狙いダミードライブを入れても良いでしょう。

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ThinkPad T420sではこのベイアダプター類を外すことも簡単になりました。ロックスイッチをスライドさせて、この間にインジェクターをずらす方法で簡単に取り外しできます。

 

ちなみにT420sの場合ですが、内蔵がSATA3なのに対してベイはSATA2です。(Lenovo確認済み)

 

ベンチマークもおこなってみました。

まずは内蔵のSATA3接続時の45N8145 (7mm版 intel SSD 320 160GB)

(参照:SSD Intel 320 VS CT256M4SSD2 ベンチマーク)

 

ThinkPad SATA ハードディスクドライブ・ベイアダプター3 43N3412 (SATA2)接続時の45N8145 (7mm版 intel SSD 320 160GB)

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スコアが下がると思ったら逆にあがってますね。これは恐らくシステムドライブとして使用していないフォーマット直後の状態だから良いスコアがでるのでしょう。ベイ用にはSATA2 SSDか大容量HDDなどがよさそうですね。